『ダイ・ハード4.0』スペシャル・ナイト・パーティー

6/30の公開に先駆けて、ブルース・ウィリスマギー・Qジャスティン・ロングが来日してのプロモーションイベントを開催。その、ブロガー限定イベントに参加して来ました。『ダイ・ハード』は特に1&2がお気に入りで、劇場では一度も見たことがないものの、子供の頃からTV放映される度に思わず見てしまう程大好きなシリーズ。1、2とシリーズを重ねる毎に後退していった御髪を潔くスキンヘッドにしたブルース・ウィリスことジョン・マクレーン刑事が来日とあらば、こんなチャンスはまたとないわけで。しかし、私たちが案内されたのは、国際フォーラムAの階段を上ったスペースに設けられた特設会場。この狭いスペースで延々立ちっ放しのまま、外で行われているレッドカーペットセレモニーの中継を見守るはめになろうとは思いもよりませんでした。
30分ほど遅れてようやく始まったそのレッドカーペットは、まず始めにルー大柴登場。ここから梨花三船美佳高橋ジョージ夫妻、RIRICOなどがパラパラと登場し、待ちに待ってようやくキャストの登場です。この時点で既に開始予定時刻から1時間以上押しているにも拘らず、そこからゆっくりレッドカーペットを歩きつつ、時間を掛けて丁寧なファンサービス開始。当然の事ながら、特設会場で待たされているブロガー達はそんな模様を指をくわえて待つしかなく、”さっさとこ〜い”っていうジリジリした念が場内に漂っていました。この雰囲気を無理やり盛り上げようとする、日本放送男子アナの司会がこれまたウザくてますますテンションダウン。そんなわけで、ようやく汗だくのブルース・ウィリスご一行様がエスカレーターを上って登場した時には、まるで失われた時間を取り戻してやるとでも言いたげな皆さんのパワーが特設ステージへと一気に押し寄せ、その熱気に包まれた興奮たるやすごいものがありました。身の危険を感じたチビっ子2人組*1は、もみくちゃになるのを恐れてすかさず後方へ退避。が、もちろんチビっ子が後ろからのぞいて見えるわけがなく、黒山の人だかりの合間から時折のぞくブルース・ウィリスの顔をチラミするだけでした。この時行われたのはどっかのお役人さんによるなんちゃら任命式。*2で、このおじさんがまた片言の英語と片言の日本語で喋るから妙に中途半端な空気に。*3おまけにブルースはほとんど喋らず、ジャスティン・ロングと外人ブロガーとのいんぐりっしゅこみゅにけーしょんに終始し、英語の苦手な日本人は入り込む隙間なし。なんかね、注意したいけど英語喋れないからできね〜、くっそ〜わかんね〜、自分らだけ楽しむなよ〜、みたいな空気に包まれてましたよ(苦笑)。その後、あっさりとセレモニーは終わり、ほんのおまけ程度のファンサービスを行なった後、ブルースご一行様はあっという間にパーティー会場へ消えて行ってしまいましたとさ。
とにかくね、この時の場内の混乱振り、それはもう凄まじかった。散々待ったのに目の前で見れるのはほんの一瞬だもの、何が何でもサイン欲しい!握手したい!写真取りたい!っていうみなさまの執念がすごくて、押しつぶされる人がでるんじゃないかと思いましたよ。と言うわけで、散々待たされたわりにこれだけ?な、拍子抜けのイベントで、果たしてわざわざブロガーを集めた意味はあったんだろうかと。あの内容で映画の宣伝になるようなブログを書く人は、ほんの一部のおいしい思いをされた方のみだと思うのですが。正直、レッドカーペット組みの方が断然おいしかったと思われます。ご本人に会えるのがわずかな時間なのは仕方ないと思うけど、でも、もっとスペースを何とかするとか、せめて参加者全員が彼らの姿を拝めるような配慮が欲しかったなと、私は思うわけです。
とは言え、チラッとでもこの目で見れたブルース・ウィリスはさすがの格好よさでした。思ったより細身&小顔で、黒のスーツに身を包んだ姿はとてもダンディ。ツルッとした頭を撫でる姿もとてもキュートで、セクシースマイルが印象的でした。かっこいいオヤジですよ、マジで。これまで数え切れないほどの日本人女優・俳優をこの目で見てきましたが、考えてみたらハリウッド・スターを直に見るのはお初の私。やっぱり、オーラありましたね。最近巷でセレブセレブって軽々しく使うけど、そこら辺の”日本人セレブ”とは格段に違う。身にまとう余裕みたいなもんが雲泥の差ですから。ま、そもそも、日本の芸能人をセレブって呼ぶこと自体がどうなのって感じですが。本当の名士ならいざ知らず、ルー大柴品川庄司に池谷幸雄までセレブって・・・。レッドカーペットが似合わないこと。と、日本の芸人の話はさて置き、ほんの少しとは言えハリウッド・セレブのオーラを肌で感じることが出来て、とてもいい機会となりました。映画の方は52歳とは思えないハードアクション満載の、迫力ある映像に仕上がっている模様。サイバーテロVSアナログ刑事というコンセプトからして面白そう。本編を見るのが楽しみです。

*1:私と後輩

*2:もはや興味なし

*3:ウケ狙ってんのかマジなのかは不明