『UDON』初日

日常にありふれた”うどん”がテーマ。なのにちゃんとエンターテイメントしてるところがさすがは本広監督。きっちり笑って、きっちり泣かされました。主演は『交渉人真下正義』に引き続きユースケ・サンタマリア。決して演技派でもイケメンでもないのに、何故か次々と主演が舞い込む謎の男。今回はいつにもましてユースケでした。喋り方もノリも全部そのまま。役作りらしきものは一切なし。それなのにその存在だけで独特の味が出て作品がぐっと面白くなる。この辺りにオファーが舞い込む秘密があるのかもしれません。彼を”役者”にカテゴライズするには抵抗があるけど、彼本来のキャラを生かした役では確実に光る人だと思います。そこら辺に本広監督も目を付けたんでしょうね。*1特にトータス松本との小気味良い掛け合いは見ていて飽きないです。
寺島進、枡毅ら本広組を始め、ナンチャンやら松本明子などなど。見慣れた顔が大量にカメオ出演している中で、やたらと目に付く謎の3人組、通称Z3。実はこの映画の最大の楽しみが、奴らの活躍ぶり、否、迷走ぶりだったりする。相変らず暑苦しいノリは健在。他にもカッパ様に未来人に柴田にホセまで居るわ居るわ(笑)。これで甲本と柴田*2が居れば最高なのに。一年前のあの日にタイムスリップしたくなりました。*3
舞台挨拶ではユースケ節炸裂。他人のインタビューにチャチャ入れてもウザがられないのはユースケの特権かも。キャナメの服装センスが微妙でショボンでしたが*4、枡さんが面白かったので満足満足。

*1:ユースケに素のままで演じてくれと言ったらしい

*2:瑛太上野樹里

*3:意味不明な方は『サマータイムマシン・ブルース』をご覧下さい

*4:この人のセンスはどこか伊勢谷友介と被る