『LIMIT OF LOVE 海猿』

映画に始まり連ドラも全てリアルタイムで見てた作品。好きなんですよ。友情とか、信頼とか、絆とか、そういう熱〜いドラマが。今回も期待に違わずしっかり楽しめました。一時期とある事件で芸能界から姿を消した伊藤英明もこのシリーズで完全復活。演技力はさて置き熱い直情型の主人公がピッタリ。『海猿』ではその鍛えられた体とカッコよさが普段の2割り増しな感じ。*1人懐っこい後輩佐藤隆太と息の合ったバディぶりがとても良いです。ただ佐藤隆太はそろそろいい人系とか、可愛い後輩という定位置から抜け出した方がいいのになと思う。彼はもっと色々できる人だと思うし、あまり型に嵌りすぎるのはどうかと。時任さんの素晴らしさは健在。この人の無骨な男気に溢れる存在がこのシリーズを根っこで支えてくれてます。
映像も見ごたえたっぷり。前作の連ドラで既にドラマの水準を超えたクオリティだったので、その迫力とスケール感は言うまでもなし。パニック映画のセオリー通り次から次へとトラブルが続くので、耐久性のない私の心臓は疲労困憊(笑)。もちろん中には突っ込みたくなる場面も色々あったけど。それでもしっかり感動できました。ただし、あの告白シーンはいただけません。そんなことしてる暇があったらさっさと救助しろ〜と言いたい。救難者そっちのけで延々告りまくる仙崎に少々イライラ。もちろんタイトルが『LIMIT OF LOVE』ですから。クライマックスにラブが欠かせないのはわかるし、そこに力を入れたくなるのもわかるけど。でも長すぎですよ、羽住監督!それ以外はとっても満足な作品でした。

*1:普段はあまり好みじゃなかったりする(汗)