『スタンドアップ』

炭鉱で働く女性労働者が、男性からの性差別に耐えながらも勇気を出して立ち上がり、生きる権利を勝ち得ていくストーリー。『モンスター』でオスカーを獲得して以来、すっかり演技派路線に変更したシャーリーズ。*1その美貌と美脚をあえて封印しての熱演もわざとらしく見えないのは、それだけ彼女の演技に嘘がないということ。一人世間に立ち向かう主人公の気丈な姿に、思わず手を握り締めながら見入ってしまいました。これって実話なんですよね。こういう女性達が昔立ち上がってくれていなかったら、今頃自分達はどんな生活を送っていたんだろう?ふとそんな事を考えてしまう映画でした。
それにしてもショーン・ビーンが相変わらずどこにでも出て来る。いい奴だったりやな奴だったり色々だけど(笑)。『ロード・オブ・ザ・リング』の影響力ってすごい。*2

*1:小悪魔的な色気を振りまいていた頃が懐かしい

*2:ボロミア役