「ハケンの品格」

気が付けば早くも来週は最終回。もう3月だから当たり前。なのだけど、楽しいドラマほどあっという間に終わってしまう気がする。このドラマを引っ張っているのは、やはり最後まで篠原涼子大泉洋の2人。*1退職願を出して姿を消した庄司主任を大前さんが見つけてからのやり取りはお馴染の光景。なのに、庄司主任の失踪により後半までこの掛け合いが見れなかった分、余計に楽しく感じました。ああ、やっぱりこれだ。この2人の関係がドラマを一層面白くしているんだ、と。最初の頃のような嫌悪感ではない、庄司主任と大前さんの間に見える確かな絆。回を重ねる度に2人の距離が確実に縮まったように、女優篠原涼子と俳優大泉洋の間にもまた、いいコンビネーションが生まれていった。だからこそ、作り物のドラマに本物の絆が生まれ、多くの視聴者の心を確実に捉えたのだと思います。思えば『アンフェア』での篠原さんと瑛太、もとい雪平と安藤の関係も同じでした。ストーリーの面白さもさることながら、あんなに引き込まれてしまったのは、やっぱりあの2人のあの関係があったから。2人が一緒に居る事によって絶妙な化学反応が起きる。それがたまらない魅力だったんですよね。
ところで、この『ハケン』で大泉洋に次いでいい味出している方が一人。その名はハケンライフの一ツ木さん。今まで見たことがなかったので最初はほんのチョイ役とばかり思っていたら毎週登場。あれ?と思っているうち、この人の飄々とした面白さがツボってしまい、何気にお気に入りだったのですが。ネプリーグを見て納得。なんだ、彼も大泉洋のお仲間だったのね。どーりで面白いわけだ(笑)。因みにこの方かなりの早口。現場では最初緊張していたのか、一言目からいきなり噛み噛みに。おまけにその時の対応がまた真面目風なのにおかしく、加藤あいの笑いのツボを刺激してNGを連発させておりました。かと思えば、カットがかかるまで延々アドリブを続ける一ツ木さん。あ、お名前は安田顕さんですね。いやいや、お見事でした。*2TEAM NACSと言えば、看板俳優大泉洋の他にはリーダー?の森崎さんと、『サプリ』でオカマちゃんを演じた佐藤重幸ぐらいしか知らなかったんですが。何となく、カリスマ人気を誇る理由がわかった気がします。『水曜どうでしょう』のDVD友達に借りてみなくちゃ。

*1:ってまだ終わってないけど

*2:おかげで笑いをこらえるのが大変でした