2009年上半期リスト

2009年上半期の映画鑑賞もひとまずリストのみで。
こうして並べただけでも3月末〜6月上旬までの忙しさが一目瞭然。やっぱり映画を月3〜5本ぐらいは見れるだけの余裕が欲しい。

【1月】

【2月】

【3月】

【4月】

  • なし

【5月】

【6月】

上半期では『ジェネラル・ルージュの凱旋』が大当たり。前作の『チーム・バチスタ』はガッカリだったけど、こちらは期待以上。サスペンスというよりも、医療物としてすばらしい出来でした。ただ私の中では完全に堺雅人の映画で刻み込まれてて、しばらく主演が誰か思い出せなかったのがちょっと・・・ね(苦笑)。堺氏はいい人キャラよりこういうピリッとした役柄の方が合ってると思うな。この方のニヤニヤ顔はぶっちゃけ苦手。でも今回ニヤニヤ具合も程ほどで、目付きの鋭い顔つきが大変精悍で素敵でした。
伊坂幸太郎原作の2作品については、『フィッシュストーリー』が圧勝。やっぱり伊坂×中村監督は鉄板だわ。ただ贅沢を言わせてもらうと、『フィッシュ』も最後でバーッとリンクさせるだけじゃなく、もうちょいうまく各パートを絡ませて欲しかったかな。中村組の岳君が相変らずなポジでいい味をだし、森山未來のジャッキーチェン並のアクションが絶品でした。未來君の身体能力と動きのキレが、舞台以外ではじめて存分に発揮された作品だと思う。*1多部ちゃんもキュートでした。『重力ピエロ』はね、悪くないんだけどぶっちゃけ期待はずれの感あり。そもそも何であんなふうに設定変える必要あったんだろう?加瀬亮が大学生とか、その時点でもうおかしいでしょう。サスペンスとして描きたかったのか、家族愛として描きたかったのか、どっちつかずで中途半端だし。泉と春の葛藤が伝わってこないので、ともすると犯罪美化にも見えかねない。何か全体的にモヤッとしてストーリーに入り込めない感じでした。加瀬亮の良さが生きてなかったし、やっぱり岡田君にあの複雑な役はまだ無理だったかな。ビジュアルは最高に春だったんだけど、せめてもう2〜3年経って経験積んでから見たかったです。岡田君は『ハルフウェイ』の方がいい感じでした。

*1:「WB」も発揮されていたけどね